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なごや交通まちづくりプラン
●駐車場の集約化と新規整備の抑制
☆自動車が入り過ぎない都心部を目指し、違法駐車を排除しつつ、既存駐車場を有効に活用するなど集約化を図ることで、駐車場の増加を抑制し、適正な規模に誘導していきます。
☆将来的には、権利者や駐車場利用者等の意向をふまえながら、現在の駐車場整備地区
※を見直し、駐車場の整備を抑制する地区の指定を目指します。
●自動車から公共交通への乗り換え促進
☆これまで対象としていなかった環状2号線の内側の駅等においてもパークアンドライド
※を促進し、都心部に流入する自動車を公共交通に転換します。
☆都心部に流入してきた自動車については、駐車場でちょい乗りシステム
※等と連携させることによって、自動車を利用せずに移動できる環境を整えます。
※駐車場整備地区:都市計画法上、駐車場の整備を重点的に推進するべきと定められた地区。
※パークアンドライド:自宅から最寄り駅まで自動車を使い、駅に近接した駐車場に駐車し、公共交通機関に乗り換えて目的地までいく交通手法。
※ちょい乗りシステム : 歩くには少しためらわれるような距離の移動を手助けするための手軽に利用できる交通システム。本プランでは、都心部におけるシステムとして、ちょい乗りバス及びコミュニティサイクルを想定している。
都心部:街並みの分断の解消
駐車場の集約化と新規整備の抑制のため次のような施策を実施します。
・新たな開発等に伴う駐車場整備基準の見直し
既存駐車場への集約化や公共交通利用を促進する事業者に対する整備基準の緩和等、地域の実情に合わせた運用ができるように、駐車場法に基づく附置義務制度※等各種制度を見直します。
※附置義務制度:条例により一定規模以上の建築物の新増築の際に駐車場の設置を義務付ける制度。
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隔地・集約駐車場の考え方のイメージ
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・都市計画駐車場※の新たな利活用
附置義務駐車場の集約先としての利用を可能とするとともに、自動二輪車駐車場の確保、EV充電施設整備、カーシェアリング※スペースの設置等、まちづくりにおいて求められる機能の拡充・促進を図ります。
※都市計画駐車場: 自動車の駐車のために一般公共の用に供され、その位置に永続的に確保すべきものとして都市計画に定められる道路の路面外に設置される駐車場。
※カーシェアリング:長時間の利用を中心とするレンタカーと異なり、簡素な手続きで自動車を短時間レンタルできるシステム。 |
カーシェアリング
(東京・日比谷公園駐車場)
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・駐車場整備地区の見直しと「駐車場整備抑制地区(仮称)」の指定
現在の駐車場整備地区の見直しを検討するとともに、特に賑わいと回遊性の創出を目指すエリアにおいては、権利者や駐車場利用者等の意向をふまえながら「駐車場整備抑制地区(仮称)」の創設について検討し、その指定を目指します。
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駐車場整備抑制を目指した
段階的な取り組み方
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・共通駐車券制度の導入誘導
・小規模駐車場等に対する設置基準等の創設
自動車から公共交通への乗り換え促進のため次のような施策を実施します。
・パークアンドライド促進エリアの拡大
これまでの環状2号線の外側を対象としたパークアンドライドだけではなく、その内側も対象として、大型商業施設や都市計画駐車場など、さまざまな駐車場を活用してパークアンドライドを促進します。 |
パークアンドライドの促進のイメージ |
・郊外方向へのパークアンドライドの促進
・都心部乗換駐車場の位置づけと機能拡充
本編 4章−2(pdf形式、2.24MB)