前回に引き続き、交通まちづくりを紹介します。
6月上旬に名古屋市交通まちづくり推進協議会という会議の第1回目が開催され、
まちづくりの専門家、交通事業者、行政関係者などが集まって、
交通まちづくりの今後の方向性について議論されました。
出席された方は、交通まちづくりについて以下のような意見をお持ちでした。(一部紹介)
・道路という空間が、いまは自動車が主役になっているので、それを歩行者に戻していくことや、まちづくりの視点を持った公共交通とまちの連携について考えていきたい。
・まちの振興のためや、市民の暮らしをバックアップするためにも、市民の交流が何よりも大事であり、それを支え、促進するまちづくりが必要。それに一番貢献するのが、施設の整備だけでなく、色々な交通施策である。
・名古屋市は非常に道路ストックの豊かなまちだから、それを活用して、市民の豊かな交流を実現していきたい。このことは、どこの総合交通計画でも行っていないので、新しい視点である。
・市民だけでなく周辺に住んでいる方々が、ひと月に1回くらいは都会を楽しみに行きたいなと思えるような、みんなが集まることができるまちにしていきたい。
また、今後交通まちづくりの推進に向けて、以下のような課題・視点があげられました。(一部紹介)
・名古屋のまちにとって、どんな交流があったら素晴らしいと考えるのか。
・交流の主役である市民、大人や子どもや高齢者について、さらに物流や産業や観光なども含めた視点で交流社会について考えることが重要。
・安全という中身は、まずは事故に関する安全が考えられるが、防犯上の観点も含めていくのか。
今後、これらの議論を進めていくことによって、交通まちづくりの内容を明らかにし、"魅力的で活力ある都市・なごや"を目指していきます。
(モビリティ・マネジメント名古屋市公式サブサイト)